ヒロイックなロボットアニメが多かった中、徹底したリアル描写で話題を呼んだTVアニメ「装甲騎兵ボトムズ」。放映から20年以上経った今でも人気が衰えないこの作品のイベントが、2月25日、東京国際展示場の「ワンダーフェスティバル2007 冬」内の「ボトムズコミッティー」ブースで行なわれた。
イベントでは2つのコーナーが設けられ、高橋良輔監督と主人公キリコ・キュービィー役の郷田ほづみがゲストで参加。まずは「タカラトミー バトリング大会2006」の表彰式が行なわれた。バトリング大会とは、タカラトミーが主催した「ボトムズ」のプラモデルやフィギュアを用いての改造コンテストで、ジオラマ部門、単体改造部門、画像部門の3部門で募集されたもの。模型好きで、「ボトムズ」放映当時にキリコの乗るAT(アーマードトルーパー)・スコープドッグのプラモデルを作ったという郷田は、イベントで紹介された作品に対し「リアルな塗装ですね」「腕の部分は自作のパーツを追加しているのでしょうか」など、専門的なコメントを述べた。また、各部門の大賞受賞者には、プロカメラマンが撮影し高橋監督と郷田のサインを入れた記念フォトや、表彰状などが贈られた。
次のトークコーナーでは、高橋監督と郷田が「ボトムズ」放映当時のエピソードを披露。「オーディション時のセリフが拷問されるシーンでした」という郷田を受けて、高橋監督が「本編でキリコが苦しむシーンが何度も出てくるので、その演技を見たかったんです」と返すなど、2人の掛け合いによる裏話の数々に、イベントに集まった観客は興味深く聞き入っていた。さらに、この夏に登場予定の新作「装甲騎兵ボトムズ ペールンゼン・ファイルズ(仮)」の情報も。このイベントで初公開となるPVをはじめ、キリコや数種類のATの設定画なども公開。また、高橋監督から、「TVシリーズの過去の話です」「キリコがいじめられるのは変わりません」など情報が次々と飛び出し、「アフレコが待ち遠しい」という郷田と同様、観客の期待感を高めてくれた。
最後に、郷田が「TVシリーズから20年以上経った今でも、多くのファンの方々からのパワーが感じられてうれしいです。もう一度『ボトムズ』の新シリーズがスタートするということに感激しています」と述べたあと、高橋監督が「当時のファンだった人がアニメの制作スタッフのメインとなっていたりして時代を感じますが、『ボトムズ』の元気さは失われていません。これもみなさんのおかげです。今年の上半期は『ボトムズ』に全力投球しますので、毎日が楽しく過ごせそうです」と話し、最後まで非常に濃い内容だった今回のイベントを締めくくった。
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